29歳で結婚して以降、大きな揉め事もなく、穏やかに結婚生活を重ねる日々でした。
「優しくて穏やかな旦那さん」「お似合いの夫婦だね」と周りから言わることも多かったです。
しかし、結婚から2年が経つ頃、 夫婦関係に最初の亀裂が入る出来事が起きたのです。
きっかけは、ごく普通の「マイホームの購入」でした。
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この連載のプロローグ(Episode 0)は、こちらからご覧ください。

「幸せな未来」を描くはずだったマイホーム購入

「そろそろマイホーム、考えようか」。
将来のことを話し合い、どんな条件の家が良いか、そんな話をするようになったのが結婚2年目。
私が31歳の頃でした。
「日当たりのいいリビングが理想だな」
「今より広くなるのは嬉しいね」
夫婦で会話を重ねながら、楽しい時間を過ごし、希望の物件を決めました。
そして、不動産屋で正式に契約を締結!
決して安くはない「手付金」を支払いました。
このタイミングは、本来なら新居への引越を待つ一番ワクワクして幸せな時間のはずですよね。
しかし、ここから本格的な「ローン審査手続き」へと進んだ瞬間——
私をゆるがす「最初の衝撃」が走ったのです。
安定企業勤め夫の住宅ローン「全オチ」の謎

なんと、元夫の銀行系住宅ローン審査が「全オチ」したのです。
「えっ・・・一体なぜ…?」
知らせを聞いたとき、私は自分の耳を疑いました。
なぜなら、元夫は世間一般で言えば
「ローンが落ちようのない大企業」に勤めていたから。
ここで私自身がローンを組めればよかったのですが、あいにく私は正社員からフリーランスへ転身したばかり。
当時の実績では、単独で組むのは不可能だったのです。
「ここなら通りやすい」と不動産屋から提案された住宅⾦融⽀援機構(住宅金融公庫)も当たってみたものの…
結果は、まさかの撃沈。
属性的には通るはずの人間が、なぜここまで審査に落ち続けるのか。
何かがおかしい。
一体、裏で何が起きているの……?
泣きながら明かされた「最初の嘘」

問い詰める私に、観念した夫が吐き出した理由は、信じられないものでした。
「……両親の借金を肩代わりするために、消費者金融で借金をした」
「その返済が、まだ残ってるんだ……」
言葉を失いました。
借金の真相もさることながら、私の脳裏を支配したのは強烈な怒りと不信感でした。
「なぜ、もっと早く言わなかったの…?」
なぜここまで隠し通せると思ったのか。
そもそも、ローンが通ると思っていたのか。
私の両親が見せた神対応と、夫の涙
手付金を支払済の状況でパニックになった私は、自分の両親にすべてを打ち明けました。
すると私の両親は、夫の無知や愚かさを責めるどころか…
「親思いな夫のやさしさ」を信じ、消費者金融の借金を全額立て替え、一括返済してくれたのです。
もちろん、義理の実家(夫の親)には余計な角が立たないよう一切何も告げず、内々に処理してくれました。
さらに「俺たちが物件を買うから、それを賃貸として2人に貸し出す形にしよう」とまで提案してくれたのです。
両親の寛大すぎる神対応に、私は頭が上がりませんでした。
夫は、私の両親の前でポロポロと涙を流しながら、何度も頭を下げていました。
「もう、隠していることは他にないな?」
父から念を押された夫は、泣きながらこう答えました。
「もう有りません。。。本当に申し訳ございません。」
芽生えてしまった「夫への不信感」
こうして、両親の大きな助けによって事態はひとまず収束しました。
しかし、私の心には黒くドロドロとしたものが残り続けました。
- 夫の裏側を、把握しきれていなかった自分へのショック
- 自分の親に対して、申し訳なさと情けなさで胸が潰れそうな気持ち
そして何より……
あんなに優しくて誠実だと思っていた夫に対して、
「この人は、どこからが嘘でどこからが本当なんだろうか」
という猛烈な不信感の芽が、私の中で確実に芽生えてしまったのです。
当時の私は、ただ落ち込み、不甲斐ない思いで本当に胸が苦しかったです。
しかし、これが後に夫婦関係を跡形もなく崩壊させる「積み重ねられた地獄の3つの嘘」の、ほんの序章に過ぎなかったことを、この時の私はまだ知る由もありませんでした…。
NEXT Episode
『34歳:第2の嘘(夫から突然の「告白」)』
マイホーム契約事件から3年。
不信感はありつつも、穏やかな日々を取り戻したかに見えた夫婦生活。
しかし、再び悪夢が襲いかかる。
「あ、これ、もうダメかも……」
本格的に「離婚」の二文字が脳裏をよぎった、夫からの衝撃の告白とは……!?
【読者のみなさまへ(本記事に関するご案内)】
本記事および当ブログにおける離婚実体験は、特定の個人を攻撃・批判・不利益を与えることを目的としたものではありません。
掲載内容は「過去の困難をいかに乗り越え、自分の人生を取り戻したか」というサバイバル&自己実現のプロセスをシェアし、今同じように悩んでいる方にとって少しの勇気になればということを目的としています。ご理解のうえ、一つの体験談としてお楽しみいただけますと幸いです。